僕はチタンが好きだ。ロードバイクでもチタン製が欲しくて中古で購入した。
嬉しくて通勤でも休日のロングライドでも愛用しているが、以前の持ち主がレース仕様にしてたから、普段使いしたい自分にはギアが重すぎた↓

ギアを軽くするにはインナーに入れないといけないし、スピードが上がるとまたアウターに戻すから結構大変。てなわけで今回は自分に最適化すべくフロントシングル化した。ギア比の変更や軽量化もしたから、シングル化を考えている人の参考になれば幸いだ。
なぜフロントシングルが最適?
フロントシングル化した経緯は3つ↓
シングル化する理由の大体がこれ。逆を言えば、これらに当てはまらない人は主流であるフロントダブルのまま使うのがいい。
シンプルにしたい

自分はミニマル思考だから少しでもシンプルにしたいし、在っても無くても困らないものは無くす方針だ。ロードバイクも同じでフロント変速が無くなれば、複雑な変速操作は不要だし、メカトラブルも減るし、チェーンリング周りの掃除などメンテナンスが楽になる。
特に自分みたいな初心者やズボラな人にはおすすめだと思う。
軽量化したい

ロードバイクに乗っているなら軽量化はロマン。常に軽くしたいと思う。
今回のフロントシングル化も上手くやれば軽量化に繋がるからやる価値はある。しかし、構成をミスると反って重くなるから注意。
互換性を持たせたい

今使っているコンポーネントがSHIMANOの11速なんだけど、現在の主流は12速で今後パーツが壊れると入手が困難になるかもしれない。
もし12速化したいと思えば、フロントシングルならフロントディレイラー分の費用は抑えられるし、サードパーティー製のシングル用チェーンリングには11/12速の両方に互換があるからクランクごと使いまわせる。
特に今使っているチタンフレームをこれからも長く使いたいから、その他パーツの互換性は人一倍気にしている。
フロントシングル化の構成

フロントシングル化で一番気にすべきはギアの構成。フロントダブルに比べたらカバーできる範囲が狭いから自分に必要なギア比を把握してやらないと失敗する。
まず現状の構成は2×11速で、フロント52/36Tのリア11-25Tとかなり男前な仕様となっている↓

2×11速は22段変速と思われがちだが、アウターとインナーでギア被りがあるから実質16速。さらに自分は下り坂で踏まないため、ギア比4.0以上は使わないから13速くらいになる。
主な用途は通勤などの普段使いで、たまに自然を見るため緩めの傾斜(5~7%)を登るくらいだから、最小ギア比は今の1.44くらいでいい。
てなわけで、ギア比1.4~3.7くらいを1×11速でまかなう必要がある。
最適解はフロント42T&リア11-30T
色々計算した結果、自分に最適なギア構成はフロント42T&リア11-30Tとなった。

フロントは40Tと42Tで迷ったが、この差は好みの問題。個人的に登りより速度を優先したのと、いつかは12速化するだろうからリアの歯数を増やして軽くできる。
他にもギアを軽くするなら11-32Tや11-34Tの選択肢もあるが、今使っているリアディレイラーの上限が11-30Tがだったからこれが限界。
何がともあれ、最適なギア範囲を確保しつつ最小ギア比が「1.44→1.40」と軽くなったからギアレンジは以前より増えた。
フロントシングル化に用意したもの
チェーンリングはWolfTooth 42T

チェーンリングはフロントシングルの王道であるWolfToothを採用。
チェーンリングはナローワイドが必須
フロントシングル化にはナローワイドと言うチェーン落ち防止機構のあるチェーンリングが必須。
逆にダブル用のチェーンリングは変速しやすいようにチェーンが外れやすくなっているから、単純に片方を外してフロントシングルにしただけではチェーン落ちしやすい。
購入は公式サイトがおすすめ

購入はWolfToothの公式サイトをおすすめする。
というのも、チェーンリングとクランクの互換性には注意が必要で、Amazonでは表記が曖昧で不安。表記は合っていても、コメントで互換性が無いという声が多かったからやめた。楽天もあったが、納期が未定で何ヶ月も先と言われたからキャンセルした。

また、自分と同じShimanoの11速シリーズの人は110BCDの4アームに対応している必要があるが、同じ110BCDのモデルでもGRX用もあるから注意してほしい。形状が違うから付けられない。
チェーンリングボルトもシングル用が必須

チェーンリングを止めているボルトもシングル用とダブル用で違うから注意。ダブル用はシングル用に比べて長いから隙間が空いてしまい危険。
チェーンリングは力がかかる部位だからケチらず合わせた方がいい。とはいえWolfTooth純正は高すぎ。
スプロケットをよりワイドな11-30Tに変更

フロントをシングルの42Tにした場合、現在の11-25Tではギア比1.68~3.83までしかカバーできない。これだと登りで撃沈するからリアディレイラーの対応上限である11-30Tまで大きくした。
11-25Tに比べて歯数の飛びが大きくなるが、フロントが「52T→42T」と小さくなったからギア比の変化幅を抑えることができた↓

費用と重量の変化
フロントシングル化するのに約2万6千円かかって、177gの軽量化に成功した。内訳は以下のとおり↓

意外とお金がかかったから、外したパーツを売って少しでも回収したい。今後は費用の部分を修正していく予定。
フロントディレイラーを撤去

フロントシングルの醍醐味であるフロントディレイラーの撤去。その周辺パーツであるエレクトリックケーブルや台座も撤去して159gも軽くなった。
ジャンクションBを養生

フロントディレイラーを撤去したことでdi2のジャンクションBからケーブルを外した。ポートが1つ歯抜け状態になり、専用のダミープラグを刺す必要があるが1つ数百円と高い。

てなわけで自己融着テープで養生した。メーカーの推奨方法ではないから自己責任で。
チェーンリング&ボルト

チェーンリングとボルトの重量は54g軽量。もっと軽くなると思ったが流石デュラエースなだけあって軽い。並みのチェーンリングならもっと軽量化できるはず。
あと今回はWolfToothで揃えたからボルト含めて2万円くらいかかったけど、ぶっちゃけAmazonにある安いやつでいいと思う↓
STONEなら8千円くらいでボルトも付いてくるからこっちでも十分な気はする。
ただ何度も言うように僕はチタンフレームを長く使いたい。STONEも良い商品だと思うが、雨の日や山などの砂利道も考慮したら安心と信頼のあるWolfToothに軍配が上がった。
スプロケット

スプロケットはワイド化したから唯一増量したパーツ。条件を揃えるため同じアルテグラグレードのものを採用。
今後12速化するかもしれないからメルカリでそこそこ良い状態の物を5千円で購入した。
チェーンの調整

忘れてはいけないのがチェーン長の調整。フロントシングル化で短くなり地味に10g軽くなった。

ちなみにチェーン長はフロントとリアの最大歯数で算出するんだけど、前回が52T+25T=77Tに対して今回は42T+30T=72Tで差分の5リンクが短くなる計算。
実際にチェーンリングとスプロケットに合わせて切断したけど本当に5リンク分カットされたから、上手いこと出来ているなと感動した。
実際に走らせた感想

実際に乗ってみると変速が楽になったことで普段使いが快適になった。特にストップ&ゴーでギア比を2くらいにするときにワンクリックで変速できるから楽。
以前はdi2のシンクロ変速があってもラグがあるからほとんどインナーは使っていなかった。データでもその傾向がみられる↓

インナーに入る寸前の21Tから17Tの間(ギア比2.47~3.06)で使っていた。チェーンラインも斜めっていた。

フロントシングルになってから軽いギアとの連携が良くなったため、リアを21Tから14Tの間(ギア比2.0~3.0)と積極的に軽いギアを使うようになった。しかもチェーンラインはほぼ中心。ちなみに平坦でも45km/h以上出たから全然スピードは犠牲になっていない。
変速もメンテナンスも快適になって個人的には大満足。レースに出る人には向かないかもだけど、自分みたいにロードバイクを普段使いする人にはアリな選択だと思う。
今回の記事が役に立てば幸い、すべてのサイクリストに幸あれ。

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